朝早く出て、遅くに帰宅する。仕事のかたわら、植物画家を目指して毎晩作品を少しずつ進める日々…
現状の労働環境のおかげで創作活動がまともにできない最中、眠い目をこすらせて机に向かっていたのを今でも覚えています。
ですが仕事の負荷は一方的に増え続け、気付けば家と職場を往復する日々。机に置いたままの制作途中の画用紙を横目に朝早く出勤する屈辱。そしてしまいには完成できませんでした。
画像の作品は全ての花の着色ができずに、止むを得ず“完成という事にせざるをえなかった”未完の絵画です。
もしかしたら「あともう少しなのに塗り切れなかったの?」と思われるかも知れません。ですが、労働に縛られて自分の本当に取り組みたい事になかなか打ち込めない。というのは、皆さんも同じように感じている悩みではないでしょうか?
「労働環境が少しでも違えば、もっと向こう側まで行けるのに…」と何度思った事でしょうか?
もしこの花が色付く時が来るとしたら、それは制作者である私自身の労働環境問題が解決した時です。
そして、私個人の労働環境問題が解決する頃には、世の中の労働環境も良くなっているはずです。
色味を失った花たちを救うべく、そして人生の色味を失いつつある全国の労働者を救うべく、労働環境問題解決への提言を行ってまいります。